日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督が解任されるという報道は、アジアのライバル国のメディアでも盛んに伝えられている。
韓国『朝鮮日報』は「日本、ワールドカップ2ヶ月前にハリルホジッチ解任。なぜ?」と解任理由についての考察を伝えた。成績不振を理由のひとつとして挙げる中で、昨年12月のEAFF E-1選手権で韓国代表がハリルジャパンに4-1で大勝したことにも触れている。
「結局の所、ハリルホジッチの哲学は日本に根付かなかった」と同メディアは述べ、日本サッカー協会(JFA)や選手たちとの関係悪化も解任の一因と指摘。成績不振などによる日本代表の人気低下にスポンサーからの不満があったことも理由のひとつだとの見方を伝えた。
『中央日報』も同様に、「監督と選手たちの不和が監督交代の背景になった可能性がある」とし、先月の欧州遠征後には日本メディアからも解任論が強まっていたと伝えている。
ロシア・ワールドカップ予選でハリルジャパンと争ったオーストラリアのメディアも日本での報道に注目している。『SBS』はアジア勢がなかなかワールドカップで好成績を残せていないことに触れ、前回大会でアルジェリア代表をベスト16に導いたハリルホジッチ監督が「日本に同様の結果をもたらすことをJFAは期待していたが、ここ最近のプレッシャーがチームに重くのしかかったようだ」と述べた。
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