ハンブルガーSVのFW伊藤達哉【写真:Getty Images】
ハンブルガーSV(HSV)に所属するFW伊藤達哉の評価が急上昇している。
現地時間7日、ブンデスリーガ第29節が行われHSVはホームでシャルケと対戦し3-2で勝利した。この試合で伊藤はブンデスリーガ初のフル出場を果たし16試合ぶりの勝利に大きく貢献した。
試合後、チームメイトでDFのリック・ファン・ドロンヘーレンはハンブルクの地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』の取材に対し「特別幸運な気持ちだ。今日は素晴らしいゲームが出来た」と試合を振り返った。
同紙による個人採点でもチームただ一人「1」の評価を受けた伊藤は左サイドでの1対1の場面ではほぼ相手を抜き去り常に相手に脅威を与えていた。
そんな伊藤に対しドロンヘーレンは「私はイトウにロッカールームでシャルケは君に恐怖を抱いていると思うと伝えた」とハーフタイムでのやり取りを明かし「今日から彼の事を“リオネル・イトウ”と呼ぶよ」とバルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと匹敵するようなドリブル技術を称賛した。
残り5試合で入れ替え戦圏内の16位までの差は「5」と依然厳しい状況だが、伊藤の活躍次第では奇跡の残留を果たすことも可能になるかもしれない。
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