サンフレッチェ広島の佐々木翔【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ第6節が8日に行われ、サンフレッチェ広島は柏レイソルに1-0で勝利した。
試合が動いたのは17分だった。右クロスをファーサイドで拾った佐々木翔が、トラップから左足を振り抜いた。これが決勝点となり、広島は開幕6戦無敗で首位をキープした。
順調に勝ち点を稼いでいる広島だが、佐々木はチームの雰囲気についてこう語る。
「日頃からいかに厳しく、質の高いトレーニングができるかというのを、みんなが全力で取り組んでいる。本当にピリピリした中で、いい空気の中でトレーニングして、それを試合に結びつけようという、一つの方向性が結果として表れているのかなと」
リーグの首位に立っているが、「あまり実感はない」と言う。
「次の試合に勝つためにまた切り替えて、トレーニングから突き詰めてやっていく。一つの試合を大切にして、向き合っていく。それを今シーズン、ずっと続けていきたい」
2度の右膝前十字靭帯断裂を乗り越えた佐々木は今季、主力として広島を支えている。4バックの左で攻守に躍動。怪我の影響は全く感じられない。
「怪我して復帰するのは選手として当たり前」と話す背番号19は、これからもチームの勝利のために全力を尽くす。
【了】