バイエルンに大敗も、CL出場権争いは続く
“悪夢”を払拭できるか。前節、バイエルン・ミュンヘンに敵地で0-6と大敗したボルシア・ドルトムント。マルコ・ロイス、香川真司、アンドリー・ヤルモレンコら数人の主力を欠いて、ドイツ王者に立ち向かうには、あまりに無力だった。
だが幸いにも同節に行われた他の試合で、4位のアイントラハト・フランクフルトがベルダー・ブレーメンに敗れたため、ドルトムントは3位の座をキープ。依然として、来季チャンピオンズリーグの出場圏内に留まっている。
もちろんハノーファー96に競り勝ったRBライプツィヒが4位に浮上し、勝ち点差2に迫ってきているため、決して安心することはできない。ドルトムントの現在の勝ち点は48。5位のバイヤー・レバークーゼン、6位のアイントラハト・フランクフルトは、それぞれ勝ち点45で並んでいる。その差、わずか3。
4月7日に行われるブンデスリーガ第29節では、浅野拓磨が所属するVfBシュトゥットガルトをホームに迎えるドルトムント。来季CLの出場を見据えるのであれば、ここで勝ち点3の奪取は必須である。仮に他会場でレバークーゼンとフランクフルトが揃って勝てば、得失点差の関係で、一挙にCL圏外にずり落ちてしまう。“悪夢”が現実のものと成りかねないのだ。
【次ページ】今節の相手は監督交代から好調のシュトゥットガルト