HSVの伊藤達哉【写真:Getty Images】
ハンブルガーSVのMF伊藤達哉が、注目を集めている。現地時間7日に行われたシャルケ戦でのパフォーマンスに、ドイツメディアは高評価をつけた。
2試合ぶりに先発でピッチに立った20歳の伊藤は、見事なドリブル突破で2人をかわし、逆転弾を演出。そのほかにもドリブルとパスで2位シャルケを翻弄し、リーグ戦132日ぶりの勝利に貢献している。
『ビルト』はシャルケを下したハンブルガーSV全体に比較的高めの採点をつけた。ただ、最高評価の「1」がついたのは1人だけ。それが伊藤だった。
『ハンブルガー・モルゲンポスト』も、伊藤に「1」をつけて絶賛。得点関与のシーンを振り返りつつ、「これまでのベストパフォーマンスだった」と記している。
昨年11月以来のリーグ戦白星を手にしたハンブルガーSVは、ケルンを抜いて最下位を脱出した。だが、プレーオフに進める16位のマインツとは勝ち点5差、残留となる15位のヴォルフスブルクとは同7差と、依然として困難な状況にあることは間違いない。
奇跡の残留に向けて、伊藤への期待はますます高まりそうだ。
なお、伊藤と同じくフル出場した酒井高徳には、両メディアとも「3」の評価をつけている。
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