長友佑都と香川真司【写真:Getty Images】
トルコ1部のガラタサライは、DF長友佑都の完全移籍とMF香川真司の獲得を通して、日本市場でファンに向けたアピールを強めたいと考えているようだ。7日付のトルコ『フットボールアリーナ』などが伝えた。
ガラタサライには今年1月より、インテルからのレンタルの形で長友が在籍している。長友のプレーは高く評価されており、ファティ・テリム監督やムスタファ・ジェンギズ会長も完全移籍を希望していることを明言。長友の獲得に向けたインテルとの交渉は「最優先事項」だと伝えられている。
さらにここ数日、ガラタサライはボルシア・ドルトムントに所属する香川の獲得に関心を抱いているとも報じられている。テリム監督が経営陣に獲得をリクエストしているとの報道もある。
ガラタサライとしては、長友や香川のプレー面を高く評価した上で、もうひとつの意図も持っているようだ。アジア市場でのアピールを強めることも、日本人選手獲得に動く理由のひとつだとみられている。
長友の加入がもたらした日本からの関心に満足しているガラタサライは、グッズ販売などを通して利益を拡大することを望んでいる模様。東京にクラブショップのオープンを計画することに加え、極東でのサマーキャンプ実施も検討しているという。
ジェンギズ会長は先日、「長友がいることで大勢の日本人が我々の試合に来てくれるのを嬉しく思う」とコメントし、日本人ファン増加を歓迎している様子を見せていた。長友が残留し、香川ももし加入すれば、さらなるファン増加に繋がることは間違いないだろう。
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