スペイン1部のエイバルに所属する乾貴士は、来シーズンの去就について現時点では「分からない」とコメントしている。地元紙『ディアリオ・バスコ』が伝えた。

　今季限りで満了するエイバルとの契約を延長していない乾は、同じスペインのベティスへ移籍することが合意に達しているとも報じられている。スペイン・プロリーグ機構（LFP）のハビエル・テバス会長も、エイバルのマーケティング戦略に言及する中で、乾について「来年はもちろんベティスでプレーすることになる」と口を滑らせた。

　だが乾は、現時点では来季の去就を明言していない。現地時間1日に行われたリーガエスパニョーラ第30節のレアル・ソシエダ戦後のコメントを地元メディアが伝えている。

「今考えているのは、シーズン末までの残りの試合でできる限り最高の戦いをすることです。テバス会長の件については分からないですが、僕の今後がどうなるかはまだ知らないとしか言えません」と乾は述べた。

　ソシエダとのダービーマッチは決め手を欠きスコアレスドローに終わった。試合について乾は「良い試合ができましたが、勝てなかったのは残念です。次の試合のことを考えるしかないですね」とコメントしている。

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