J1の浦和レッズは2日、堀孝史監督との契約解除を発表した。育成ダイレクターの大槻毅氏が暫定的にトップチームの指揮を執ることも発表されている。

　堀監督は昨年7月、解任されたミハイロ・ペトロヴィッチ監督の後任として就任。浦和を10年ぶりのAFCチャンピオンズリーグ（ACL）優勝へと導き、シーズン終了後には契約が延長された。

　だが今季のJ1では開幕から5試合を終えて未勝利と苦戦。1日に行われたジュビロ磐田戦にも1-2で敗れ、2分け3敗で降格圏の17位に低迷している。

「こういう状況にしてしまったということを本当に申し訳なく思っています。新しい体制になって、自分たちのいるべきところに戻り、クラブが前に進んでいけるようになってほしいと願っています」と堀監督はクラブ公式サイトでコメントし、ファンやクラブへの感謝を述べている。

　後任を務める大槻氏は2004年から浦和の強化本部スタッフに加わり、2006年からコーチに就任。ベガルタ仙台コーチを経て2012年に浦和強化部に復帰し、翌2013年から育成ダイレクター兼ユース監督を務めていた。

　堀監督とあわせ、天野賢一ヘッドコーチの契約も解除された。ユースコーチを務めていた上野優作氏が新たにトップチームのコーチに就任する。

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