日本からも2選手が参戦
因みに、ホーチミン・シティ・ウィングスの母体となっているタイソンナムFCの指揮官は、元日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏。ミゲル氏は現在、フットサルベトナム代表とタイソンナムFCの監督を兼任している。
ミゲル氏は、今回のVFLで指揮を執ることはないが、同氏やかつてタイソンナムに在籍した元日本代表稲葉洸太郎のコネクションから、U-20日本代表招集歴のある若きサムライ2人がVFLでプレーすることになったようだ。
内田隼太は、鹿島アントラーズの下部組織出身で、大学2年時にフットサルに転向し、府中アスレティックのサテライトに入団。約半年後、特別指定選手となって、トップチーム昇格を果たした。一方の伊藤圭汰は、北海道釧路北陽高、ペスカドーラ町田アスピランチを経て、現在は特別指定選手として、ペスカドーラ町田のトップチームに所属。
どちらも1997年生まれと非常に若いが、VFLの所属先では助っ人としてチームを引っ張っていくことが求められ、彼ら自身の成長も促す良い機会になりそうだ。
VFL2018シーズンでは、まずベトナム3大都市のハノイ、ダナン、ホーチミンで1回総当たりのグループステージが行われ、その結果により、上位4チームがホーチミン開催のプレーオフに進出する。
VFL2018は、3月31日から4月22日までの短期決戦。ベトナムフットサルが次なるステージに進むためにも、ぜひ成功してほしいものだ。
(取材・文:宇佐美淳【ベトナム】)
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