ヘタフェのマテュー・フラミニ【写真:Getty Images】
スペイン1部のヘタフェに所属する元フランス代表MFマテュー・フラミニは、「世界一金持ちのサッカー選手」であることを否定した。仏紙『レキップ』のインタビューに答えている。
日本代表MF柴崎岳も所属するヘタフェに今年1月に加入したフラミニ。アーセナルやミランなどでもプレーした34歳のベテランMFは、サッカーとは別にエネルギービジネスでも成功を収めていることが注目されている。
フラミニは2008年頃から「GFバイオケミカル」という会社を経営していることが2015年に公になった。化石燃料に代わる新エネルギーの研究開発を進めており、潜在的な資産価値は300億ユーロ(約3兆9300億円)にのぼるとも報じられた。
これにより、クリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシらを上回る「世界一リッチなサッカー選手」であるとも言われるようになったフラミニだが、その報道には誤解があったと主張している。
「僕の口座に300億ユーロが入っているわけじゃない。その数字はGFバイオケミカルの価値を表すものでもない。僕らが取り組んでいる新エネルギーで参入したいと考えている市場全体の価値だ。ひとつのレストランに、フランスのケータリング業界全体の価値があると言うようなものだ」
さらに、金銭面のみが強調されることにも不満を表している。「こういった話の全てに少し心が痛む。金を稼ぐためにこの事業に乗り出したわけじゃない。環境に好影響をもたらすことが一番の動機だ」とフラミニは語った。
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