ジョゼ・モウリーニョ監督とズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督が、FWズラタン・イブラヒモビッチの移籍を「悲しい」と語った。英『デイリー・メール』などが伝えている。
36歳のイブラヒモビッチは、負傷から戻ってきたあとで出場機会がなくユナイテッドとの契約を解除。メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに加入することが決まった。
だが、インテル時代にもイブラヒモビッチと一緒だったモウリーニョ監督は、選手に対する敬意が変わっていない。
同指揮官は「偉大な選手が終わりへと向かって行くのは、いつも悲しいよ。ルイス・フィーゴがインテルで最後の試合をしたときもそうだった。偉大な選手が現役引退、もしくはキャリアの最後に向かう瞬間というのは、本当に残念な気持ちになる」と語る。
そして「ズラタンの場合はより一層だ」とモウリーニョ監督。「彼はサッカー界のトッププレーヤーで、ヨーロッパサッカー界はその彼を失った。もうこのレベルには戻ってこないんだ」と述べた。
しかし、まだイブラヒモビッチのキャリアは終わっていない。ユナイテッド指揮官は、「彼のためには素晴らしい時期だ。選手から元選手にならないために、ギャラクシーへ行った。これからの2年は、彼のためにもアメリカサッカー界のためにも良いことだね」と前向きに話している。
イブラヒモビッチは現地時間31日にもMLSデビューの可能性があると言われている。
【了】