韓国とポーランド、日韓W杯以来16年ぶりに激突
現地時間27日、韓国代表はアウェイに乗り込んでポーランド代表と対戦した。この一戦は国際親善試合でありながら、様々な意味で真剣勝負だった。
実は今回、両国にとって実に16年ぶりの対戦だった。2002年の日韓ワールドカップグループリーグ開幕戦で対戦して以来のことである。当時は韓国がホームで勝利し、いわゆるワールドカップの奇跡の始まりとなった。
もちろん16年前に対戦した選手たちはすでに現役から身を引いているが、ポーランドとしてはホームでリベンジしたいという気持ちもあったはずだ。
一方、韓国としてもこの試合は重要だった。韓国はここ1年間で行われた欧州遠征の3試合でいずれも力負けしている。この試合で負けてしまうと4連敗となってしまう危機感が漂っていた。
結果もだが、その内容をのぞいてみるとさらに後味が悪い。特に守備での不安定さは韓国代表の問題として挙げられている。欧州遠征(今年1月末から2月初旬に中立地トルコで行われた3試合を除く)の3試合で9失点は特筆すべき数字だ。
ポーランド戦直前に行われた23日の北アイルランド戦でも後半終了間際に守備の集中力が切れてしまい、逆転負けを喫していた。シン・テヨン監督もこの問題を修正したいはずだった。このままではワールドカップ本番で勝てるわけがないとシン監督自身も自覚はしている。だからこそFIFAランキング6位のポーランドを相手に守備でどれほど力を見せられるかも試合のポイントとなった。