スペイン戦で大敗を喫したアルゼンチン代表の選手たち【写真:Getty Images】
27日、アルゼンチン代表はスペイン代表と親善試合を戦い1-6の大敗を喫した。
試合は前半、FWジエゴ・コスタの得点でスペイン代表が先制すると、その後MFイスコが追加点を奪った。アルゼンチン代表は、前半のうちにニコラス・オタメンディが1点を返すも、後半に守備が崩れ4失点を喫してしまった。
これだけの大差がついたこの試合では、スペイン代表の強さが光った一方、エースのFWリオネル・メッシ不在のアルゼンチン代表の脆さも強調された。スペイン紙『アス』は、ホルヘ・サンパオリ監督と5人の選手をこの試合の戦犯として取り上げている。
サンパオリ監督は、エースのいないチームをうまく機能させることができず批判を受けている。同紙は「後半にチームが崩壊した。ディフェンスのミスが多く、効果的なプレスをかけることができなかった。優勝候補のひとつと対戦するには物足りない11人で臨んだ」と評している。
そして、この日明らかな決定機を外したFWゴンサロ・イグアインも批判の対象となっている。まだスコアが0-0だった8分、相手のマークを外したイグアインは左サイドからのクロスをフリーで受けたものの、うまくボールを合わせることができずゴールを決めることができなかった。同紙からは「この試合で最も決定的なチャンスを外した。それ以外では、デ・ヘアというキーパーの前に一度も危険な場面を生み出すことができなかった」と厳しい評価を受けている。
それ以外にも、中盤からはルーカス・ビグリアとハビエル・マスチェラーノが、守備陣からはマルコス・ロホとGKウィリー・カバジェロが戦犯として選出されている。ロシアW杯まで残り3ヶ月を切る中、アルゼンチン代表はこの悪い雰囲気を断ち切ることができるのだろうか。
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