イングランド代表にデビューしたルイス・クック【写真:Getty Images】
イングランド代表対イタリア代表の国際親善試合が現地時間27日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われ、1-1のドローに終わった。ボーンマスに所属するMFルイス・クックはこの試合で代表デビューを飾っている。
今季プレミアリーグでの活躍が評価され代表初招集を受けた21歳のクック。23日に行われたオランダ戦ではベンチに入りながらも出場機会が訪れなかったが、イタリア戦では71分からの交代出場でピッチに立った。
クックが代表デビューを飾ったことで、同選手の祖父は「賭け」に勝利し、1万7000ポンド(約255万円)を手にすることになったという。英紙『テレグラフ』などが伝えている。
クックの祖父であるトレバー・バーミンガム氏は、クックが18歳だった2014年に、「孫が26歳の誕生日までに代表デビューする」という賭けを行っていた。ブックメーカーは「34倍」のオッズをつけ、500ポンド(約7万5000円)の賭け金を受け入れたとのことだ。
2014年当時のクックはチャンピオンシップ(2部)のリーズに所属し、トップチームにデビューした頃。U-17イングランド代表などでもプレーし、将来を期待されていた選手だった。祖父の賭けは期限より5年近くも早く的中し、孫の代表デビューと大金ゲットという二重の喜びを味わうことになった。
同様の賭けは過去にも行われた例があることが英メディアで紹介されている。元イングランド代表GKクリス・カークランドの父親は息子が12歳の時に100ポンドを賭け、100倍の1万ポンド(約150万円)を獲得。ウェールズ代表FWハリー・ウィルソンの祖父は孫が生後わずか18ヶ月の時に賭けを行い、2500倍の倍率で12万5000ポンド(約1870万円)を手に入れたという。
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