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日本代表 7年前

英国人が見たウクライナ戦「ハリルの考えわからない」「いまセルフィーを撮ったら…」

日本代表は27日、キリンチャレンジカップinヨーロッパでウクライナ代表と対戦し、1-2で敗れた。この試合中、日本代表やJリーグなどを幅広く取材し、日本サッカーに精通するイングランド人ライターのショーン・キャロル氏に随時話を聞いた。

シリーズ:英国人が見た○○戦 text by 編集部 photo by Getty Images

「ディフェンスは本当に心配。距離感が良くない」

ヴァイッド・ハリルホジッチ監督
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

ーーいよいよウクライナ戦です。柴崎岳と本田圭佑がスタメンですね。

「いいね! 彼ら2人には期待している」

ーーマリ戦は課題の多く残る試合でした。今日はどんな展開を期待しますか?

「立ち上がりからフルタイムまで試合の流れをコントロールしないといけない。そして主導権を握っている時間帯に絶対点を取らなきゃ!」

ーーまずは立ち上がりが重要ですね。ここまでの日本はいかがですか?

「まだ5分だけど、ポジティブな姿勢を見せていると思う。本田も柴崎も守備の意識は良いと思うので、そこはあまり心配していない」

ーー確かに守備はマリ戦よりも良くなっている気がします。

「そうですね。前からしっかりプレッシングにいけていると思う。マリ戦よりもインテンシティは高そう。ただ、マリ戦も立ち上がりは良かったのにゴールを奪えなかったよね…」

ーー酒井高徳のところをだいぶ狙われています。彼は浮き足立っているようですね。

「今、ナイスシュートもあったね(笑)。宇賀神(友弥)に続いて(酒井)高徳も悪いスタート。(酒井)宏樹がいない時の右サイドバックは少し心配だね。ウッチー(内田篤人)や西(大伍)にもまだ可能性があるかな…?」

ーーまた先にゴールを奪われてしまいました。シュートを打ったウクライナの選手には誰も寄せていなかったですね。

「その通り。これはハリルホジッチ監督、絶対怒るね。ただ選手たちも誰の責任か少しわからなそうな感じでした。それでも相手にシュートを蹴る余裕を与えすぎたと思う」

ーー25分を過ぎて少し試合のペースが落ち着いてきました。

「ウクライナは先制点を奪った後、試合のリズムをうまくコントロールしているね」

ーーまた日本の右サイドからビッグチャンスを作られました。

「ディフェンスは本当に心配だね。距離感が良くない。柴崎の役割はたぶん前の選手にプレッシャーを掛けることだと思うけど、その後ろの長谷部(誠)と山口(蛍)の2人のベースがセットできていない。ウクライナはボールを持ったら本当にうまく動かしてくる。逆に日本はボールを持った時になにをやりたいのか少しわからない」

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