日本代表の主将を務める長谷部誠【写真:Getty Images】
【日本 1-2 ウクライナ キリンチャレンジカップ】
日本代表は27日、キリンチャレンジカップでウクライナ代表と対戦し1-2で敗れた。
今シリーズについて長谷部誠は「マリ、そして今日のウクライナのクオリティというのは、間違いなく自分たちよりも高かった」と振り返った。そんな2ヶ国はロシアワールドカップに出場できない。その点に触れ、キャプテンはこう語る。
「ワールドカップで対戦する相手というのはかなり強いと思います。そういう意味では、この2試合を通して間違いなく皆が感じているのは、個々のレベルアップ。もちろんこれまでも言ってきたことですけども、改めて厳しい現実を突きつけられたと思う。
逆に組織としても今日のウクライナのように、すごくフレキシブルにプレーしてくるチームに対して、そして非常に狭い中でも技術を発揮するチームに対して、戦術という部分でももちろん改善する部分はありますけども、やはり局面での勝負というところで負けている部分が多いですしね。そのへんで負けると厳しいゲームになると思います」
強敵相手に1分1敗という結果で終えたハリルジャパン。1勝できればチームは自信を得られたかもしれないが、課題が出たことをポジティブに捉えたいところ。
「もちろん勝って5月に向けて気持ち良く、勢い良く行きたかったのはありますけども、こういう結果になったのは真摯に受け止めなきゃいけない。自分たちの力の無さも全員感じていると思う。
5月に向けて集まった時に、またグッとまとまっていかなきゃいけないと思う。もちろん負けるのは良いことではないですけども、この負けをいつかしっかりと、この負けがあったからと思えるようにやっていきたいですね」
厳しい3月シリーズを過ごした日本代表だが、巻き返しに期待したい。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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