日本代表の長友佑都【写真:Getty Images】
【日本 1-2 ウクライナ キリンチャレンジカップ】
日本代表は27日、キリンチャレンジカップでウクライナ代表と対戦し1-2で敗れた。
今シリーズを1分1敗で終え、選手たちは危機感を抱いている。長友佑都は目前に迫るロシアでの決戦に向けてこう語る。
「まずは、このワールドカップで勝つっていう風に腹をくくれないと成長もないかなと思う。じゃあ腹をくくっている選手がどれだけいるか。このワールドカップにすべてを賭けるんだって強い気持ちをどれだけ持てるか。それは自分自身ももう1回、自問自答したいと思うし、クラブに帰ってからそれはもう示していきたいなと思います」
2010年南アフリカ大会、2014年ブラジル大会と2度のワールドカップに出場した長友は、年下の選手たちに自身の経験を伝えているという。
「若い(柴崎)岳とも直接話したし、(中島)翔哉とも話した。ああいう若い選手たちがね、本当に堂々とプレーしなきゃいけないと思うんですよ。サッカー界では若くはないので。
だからああいう選手たちが堂々と『自分が中心なんだ』って思う気持ちでやってほしいし、その強いパーソナリティを発揮してほしいんですよね」
ヨーロッパで戦い続ける長友は、日常的に世界と対峙している。「やっぱりすごい選手たち、世界で活躍できる選手たちっていうのは別次元と言うか。僕も世界に出てやっている中で、いろんな選手を見ている中で、すごい選手っていうのはちょっとパーソナリティの部分で違う」と明かす。
「パーソナリティを持っているからこそ、どんな状況でもブレない。どんな状況でも技術を、自分の能力を発揮できる。まずはその人間的なというか、自分の中で持っている柱がどれだけ強いかっていうのが大事になってくると思います」
柴崎も中島もヨーロッパで奮闘しているが、長友はさらなる進化を期待している。それが、日本代表の成長に繋がると信じている。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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