日本代表は現地時間26日、キリンチャレンジカップ・ウクライナ代表戦に向けて前日練習を行った。

　マリ戦の後、選手たちの口から戸惑いを感じさせる言葉が出た。これについてヴァイッド・ハリルホジッチ監督はウクライナ戦の前日会見で、「問題があれば内部で解決する。だから外部への発言は良くない」と釘を刺した。

　長谷部誠も「外に出すっていうのはそんなにいいことではない」と述べている。キャプテンは、自身の考えを口にする。

「代表選手ですから、それぞれの選手が自分の考え、やり方を持っていると思う。これまでもたくさん経験してきている選手たちだろうし。じゃあ、それをひとつに合わせようっていうのが実際にいいのかどうかっていうところは、僕自身はあんまり思わないですね。

　どちらかと言うと、人それぞれ価値観も違えば、思いも違うので。ただ、やはり一つ言えるのは、外に出すっていうのはそんなにいいことではないと思います。その辺のコントロールを誰がするのかっていう、それもキャプテンがしなきゃいけなければ自分がしなきゃいけないんだろうけど。僕の感覚としてはそこまで、そんなに出ている感じは受けないですけどね」

　各々がプロの選手であり、日本を代表する面々だ。その分、プライドや自信も人並み以上といえるだろう。強烈な個性が融合し、強固な集団となれれば日本代表にとって大きな収穫だ。そのためには、やはり勝利が必要だろう。

「ウクライナはクオリティも高いなっていうのは、分析して感じるところ。マリ戦は本当にミスが多かったので、そういう部分ではやらなきゃいけないことはたくさんあります」

　ハリルジャパンは3月シリーズを勝利で締めることができるだろうか。

（取材：元川悦子、文・構成：編集部）

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