日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は26日、キリンチャレンジカップ・ウクライナ代表戦の前日会見に臨んだ。
指揮官はウクライナについて「非常にいいチーム。ワールドレベルだ」と述べる。その上で、強敵相手に挑戦する意思を明確に示した。
「勝利という結果を残したい。格上だと言われているなかでトライしないといけない。相手が190cmだとしても競り合いで勝つ。そのようにトライしていきたい」
また、ハリルホジッチ監督は「私は慢性的に不満を抱えている」と明かす。それはマリ代表戦をドローで終えたことが原因だ。「常に勝利に飢えている。この態度がプレッシャーを与えているかのように感じるかもしれないが、プレッシャーのないW杯はない」と、選手たちが重圧を乗り越えることを期待している様子だ。
プレッシャーを跳ね除けてワールドカップで結果を出した時、指揮官の『夢』が一つ叶うかもしれない。
「私の夢は銀座でパレードすること。そのためには成功しないといけない。約束はできません。まだまだ銀座からほど遠い。地理的にも目標としても遠い」と現在地を分析したが、「チーム全員で、銀座でパレードできることを願っている」と意欲を示した。
2016年に開催されたリオデジャネイロ五輪・パラリンピックで、体操の内村航平を筆頭に日本選手団は多くのメダルを獲得。その年の10月、銀座でパレードが行われ、選手たちは多くの人々に祝福された。
ハリルホジッチ監督の目には当時の光景が焼きついているのだろう。
(取材:植田路生、文・構成:編集部)
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