スロバキア代表のマルティン・シュクルテル【写真:Getty Images】
スロバキア代表のDFマルティン・シュクルテルは、試合中に頭部にボールを受けて意識が朦朧とした状態になりながらも、治療を受けてそのままプレーを続行することになった。英紙『デイリー・メール』などが伝えている。
スロバキア代表はタイで行われたキングスカップに出場し、25日に行われた決勝で開催国のタイ代表と対戦。3-2の勝利を収めて優勝を飾った。
この試合に先発したシュクルテルは前半27分、相手選手の蹴ったボールを至近距離から顔面に受けてピッチに倒れ込んだ。目の焦点が定まらない様子のシュクルテルに対し、近寄ったチームメートはすぐさま口の中に手を入れ、飲み込んで窒息しないよう舌を引っ張り出した。
その後もピッチ上で治療を受けたシュクルテルは意識を取り戻し、まさかのプレー続行。後半途中にベンチに下がるまで約45分間プレーした。試合後の検査では、特に異常は確認されなかったとのことだ。
現在33歳のシュクルテルはリバプールで8年間にわたってプレーし、公式戦300試合以上に出場。2016年からはトルコのフェネルバフチェに所属している。
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