本田圭佑【写真:Getty Images】
日本代表は現地時間25日、キリンチャレンジカップのウクライナ戦に向けて練習を行った。
マリ戦は後半終盤にゴールを奪い、何とか同点で試合を終えた。攻守にチグハグで、収穫の乏しいゲームとなってしまった。選手たちは一様に危機感を募らせている。
この代表の雰囲気は暗くないか? と問われた本田圭佑は「事実そうですよね」と認めた。本田は日本の大黒柱だが、現在はかつてほど絶対的な立場ではなくなった。チームメイトへの振る舞いも少し変化しているようだ。
「サッカー以外の話をするような時は同じスタンスで、明るさも一緒です。ただ、サッカーの話になった時には、ポジティブな要素よりはネガティブな要素の方が多いのは確かに。まあ結果が示しているように、あとマリでのフィールドが全てだと思っているんで、それは言い訳できないと思います」
だが、前向きな思考に変化はない。
「何事もポジティブに考えようと思ったら考えられる。どんな状況であれ、ポジティブに考えることが必要。今はそれをやらないといけない時期なんじゃないかなと思いますね」
チームの雰囲気は決して明るくはないのかもしれない。だが、ネガティブなままでは状況は好転しない。ウクライナ戦で結果を出すことでムードを変えたいところだ。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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