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「もっと一つになってやらないと」。山口蛍、意思統一の重要性を語る

text by 編集部 photo by Getty Images

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山口蛍【写真:Getty Images】

 日本代表は24日、キリンチャレンジカップのウクライナ戦に向けて練習を行った。

 1-1の引き分けに終わったマリ戦で、山口蛍はベンチスタートだった。しかし、大島僚太の負傷で前半途中に出場機会が回ってきた。仮想セネガルとの一戦を、山口はこう振り返る。

「どこで取りに行くのか、どういう風に限定していくのか、それができていなかったと思う。ただ単にマークにつけっていう風に言っていただけなので、それだと昨日はちょっと厳しかったかなとは思います」

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督の指示を選手たちは実践しようとしていた。それは重要なことだが、山口はこうも話している。

「自分たちでうまくボールを取るために、どういう風に追い込んでいくのかっていうのは、中にいる自分たちでもっと意思統一を持ってやっていかないといけないのかなと。今は結構、一対一の場面での守備ばかりにフォーカスされているところがあると思う。チームとしてどういう風にして守って、どう攻めていくかっていうのはもう少し、まず守備からやっていくべきかなと」

 また、山口は「もっと一つになってやらないと、うまくいかないことの方が多いと思う」と言う。

「自分たちでこうやりたいっていうのもあるし、そういう考えを持っている選手と、監督に言われてそれを必死にやっている選手もいる。その中でいろんなところの噛み合いで、一つになれていないのかなっていう感じは受ける。まず根本のそういうところからもうちょっと、まとまっていかないといけないのかなと。そうすれば自然に、例えば攻撃にしても、一つになれば距離感も近くなってくるし、パスコースも増えてミスも少なくなってくると思う。まずそういうところからやっていった方がいいんじゃないか」

 山口が言うように、一体感を持ってウクライナ戦に臨みたいところだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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