マリ戦翌日に練習を行った日本代表の選手たち【写真:Getty Images】
日本代表は現地24日、ベルギー・リエージュにおいてトレーニングを行った。
前日のマリ戦で左ふくらはぎを負傷した大島僚太は検査のため病院へ向かった。別メニュー調整が続いていた遠藤航は部分的に練習に合流できたものの、多くの時間を全体から離れて調整していた。
新たな負傷者も出た。マリ戦で先発出場した宇賀神友弥が右ひざに違和感があり、この日は別メニューとなった。また、練習終盤まで参加していた車屋紳太郎も途中離脱。ドクターに付き添われてピッチを後にした。
これでハリルジャパンは、サイドバックが3人負傷したことになる。合宿前に酒井宏樹が負傷し、追加招集も行ったが、突如として人材難に陥っている。万全の状態なのは、マリ戦で先発フル出場した長友佑都と後半から出場した酒井高徳のみ。負傷者が回復しなければウクライナ戦もこの2人がフル出場せざるを得ない状況だ。
ハリルホジッチ監督はかねてより日本人選手の負傷の多さを嘆いている。監督が使いたいタイミングで人材がいないと、想定していたテストができない。ロシアワールドカップ本大会への準備にも支障をきたす可能性がある。
この3月の合宿ではテストを重視しているハリルホジッチ監督だが、また1つ頭痛の種が増えてしまった。
(取材・文:植田路生【リエージュ】)
【了】
★W杯予選まとめはこちら★