日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
【日本 1-1 マリ 国際親善試合】
日本代表は23日、ベルギーのリエージュでマリ代表との国際親善試合を行い、1-1で引き分けた。ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は試合後に、ロシア・ワールドカップに向けた現状が厳しいことを認めている。
ワールドカップで同じグループに入っているセネガル代表を想定して組まれたカードだったが、ハリルジャパンは終始噛み合わず。前半終了間際にPKで先制を許し、敗戦濃厚かに見えたが、後半アディショナルタイムにFW中島翔哉が代表デビュー戦での初ゴールを決めてドローに持ち込んだ。
「セネガルの方がマリよりかなり強いと思う」とハリルホジッチ監督は、テストとして対戦した相手と本番での相手を比較。多くの選手をテスト起用したため「今日はまだ深い分析までは入りたくない」としながらも、「現実は見なければならない。みなさんが想像している以上にやるべきことはたくさんある」と課題の多さを認めた。
「このようなアフリカのチームとやるとどのような状態になるのかが見えた。アフリカとやると、日本人はデュエルで厳しくなる。より速く、爆発的にやらないと」と指揮官は述べ、フィジカル面で劣る部分を埋める必要があることを強調した。
日本代表はこのあと27日にウクライナ代表と対戦する。「ウクライナはもっと強い。クオリティもある」と次戦の相手についてハリルホジッチ監督はコメントしている。
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