日本代表は23日、国際親善試合でマリ代表と対戦する。

　ワールドカップイヤー最初の代表戦を迎えるハリルジャパン。本田圭佑が半年ぶりに復帰し、中島翔哉が初招集されるなど注目ポイントも多い。果たして、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は今シリーズ初戦でどのようなスタメンを選ぶのか。

　GKは川島永嗣を推したい。長らく日本代表のゴールマウスを守っている守護神は、実力・実績ともに申し分ない。

　4バックは左から長友佑都、昌子源、槙野智章、酒井高徳というラインナップか。長友はトルコのガラタサライで質の高いプレーを見せている。

　追加招集という形でメンバーに名を連ねた酒井高は日本代表としての経験値がある。当初は選外だった悔しさをバネにし、気迫溢れるパフォーマンスを期待したい。CBはJリーグ組のコンビ。サウサンプトンの吉田麻也が負傷離脱中のため、今回は不在。昌子、槙野が安定感を示せればチームにとって大きい。

　4人とも継続して代表に名を連ねており、それぞれの特徴を把握している。連係面も問題ないだろう。

　中盤は長谷部誠、山口蛍、森岡亮太の組み合わせはどうだろうか。アンカーに長谷部がいることでチーム全体に安心感が生まれ、各々が思い切ったプレーができるのではないか。ポスト長谷部は依然として見つかっていないが、それだけ重要な選手であるということ。代わりを探すことも大事だが、長谷部のコンディションが良好なら起用するのは必然だ。

　ヨーロッパで着々とステップしている森岡は、アンデルレヒトでよりアタッカー的なプレーを見せている。ハリルジャパンにおいても、相手ゴール前に侵入して行く動きを披露したいところ。また、ボールの預けどころとしても機能すれば、リズムを生む上でも貴重なピースとなれるだろう。

　前線は左に宇佐美貴史、中央に大迫勇也、そして右に本田圭佑という3枚を推したい。宇佐美はデュッセルドルフで＂復活”を印象づけており、ハリルジャパンでも同様の活躍を見せてほしい。

　最大の注目は本田だろう。インサイドハーフでの起用も面白いはずだが、ハリルホジッチ監督の言葉からは本田を右ウイングの選手と考えている様子だ。

　裏へ飛び出す動きや相手ゴール前での決定的な仕事が求められている。約半年ぶりの代表復帰となった本田にとって、今シリーズは自身の価値を証明する大事な機会となる。現状、代表での立場は絶対的なものではないように映るが、今回の活躍次第で序列を上げることは可能だろう。

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