約半年ぶりに日本代表復帰を果たした本田圭佑【写真:Getty Images】
日本代表は21日、マリ代表戦、ウクライナ代表戦に向けて練習を行った。
約半年ぶりに日本代表復帰を果たした本田圭佑は、「初めてやった選手がいるので新鮮は新鮮」と話した。
長友佑都は本田について「コンディションが上がってると思う」と述べていたが、本人は「自分では普通な感じ」だという。
「まあ上がってきたというのはどの段階からの話をしてるのかっていう話ですけど、メキシコに行ってから結構長くなるし、メキシコに行ってからも波もそれなりにはあって。まあ、悪くはないですけど、普通ですよね」
それでも「手応えは感じています」とも話しており、状態は良さそうだ。
「例えば毎試合、得点に絡むとか、そこのアイディアは欠かさないようにはしてますかね。簡単じゃないんですけど。実際、思ったようには点は取れてないですけど、パチューカでも。ただ苦労しながらもいい時は何回かに、少なくとも2~3試合に1回は出るんで、そういった意味での手応えの頻度というかは高まってきているっていう風には感じています」
ミラン時代に比べて体重も落ちたようだが、「トレーニングの仕方が変わったら必然的に落ちた」と本田は言う。
「目的がワールドカップだという風にゴールを設定した場合、自分がどういった形で3度目のワールドカップを迎えるべきなのか。これは選ばれる、選ばれないを度外視してね。選ばれるためだけのワールドカップだったら何の意味もないと思ってるんで」
本田は、4年に1度の大舞台について「勝つためにこれまでやってきた」と述べる。そして、「それで選ばれなかったら何の後悔もない」と続けた。だからこそ、このレフティーにとっても今シリーズは重要になる。
「選ばれるためだけのこの3月の2試合でもない。そういう意味でパチューカでも、自分がこの日本代表に欠けてるものを補える付加価値が何かと自問自答してトレーニングしている」
日本の大黒柱は、今回の2試合で自身の存在価値を示すことができるだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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