ニースのマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
フランス1部のニースに所属するFWマリオ・バロテッリが今回もイタリア代表に招集されなかったことに対し、代理人のミーノ・ライオラ氏はルイジ・ディ・ビアージョ監督代行やイタリアサッカー連盟を批判している。イタリア『ラジオ24』に語った。
2014年以来イタリア代表でプレーしていないバロテッリだが、昨季から加入したニースでは好調。特に今季はここまで公式戦31試合で22ゴールを決める活躍を見せ、代表復帰への期待が高まっていた。だが結局、今月行われる2試合の国際親善試合で指揮を執るディ・ビアージョ監督代行はバロテッリを招集しなかった。
ディ・ビアージョ監督代行はバロテッリに「完全に扉を閉ざしたわけではない」としつつ、「数字はFWにとって重要ではあるが、ある種のパフォーマンスが伴わなければならない」と招集しなかった理由について述べている。
これに対しライオラ氏は、「バロテッリが招集されなかったのは残念だが、それ以上に説明の仕方が残念だ。我々には何も言わず、メディアを通してだった」と不満を吐露。「代表チームは国の最高の選手たちでなければならない。最高の選手に含まれているのに選ばれないのなら、誰かがルールを変えたということだ」と述べた。
さらにライオラ氏は矛先をサッカー連盟に向け、「吐き気がする連盟だ。全く力がなく、何をすべきか分かっていない」とコメント。「未来へのプランも何もなく、代表監督を替えただけ」「他国では代表の試合は満員になっている。代表チームは喜びを与えているが、我が国では問題になっているだけだ」と、イタリアサッカー界の混迷を手厳しく批判している。
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