ラシン・クラブのラウタロ・マルティネス【写真:Getty Images】
アルゼンチンのラシン・クラブに所属するU-20アルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、やはりインテルへ移籍することになりそうだ。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
次世代のスター候補として高く評価される20歳のマルティネスは、以前からインテルへの移籍に近づいていることが報じられていた。だが、新たな移籍先候補としてボルシア・ドルトムントも浮上。インテルの提示額を超える3300万ユーロ(約43億円)の移籍金を支払う準備があるとも報じられた。
しかしラシンのビクトル・ブランコ会長は、マルティネスがインテルへの移籍に迫っていることを認めた。「ラウタロ・マルティネスはインテルでプレーするだろう」とコメントが伝えられている。
「我々にとっては残念なことだが、ボルシア・ドルトムントから届いたオファーは遅すぎた。インテルへの移籍は完了しており、ラウタロが6月以降も我々のクラブに残るのは非常に難しい」と会長は続けた。
マルティネス自身も、「ほぼ完了している。細かい部分がいくつか残っているだけだ」と移籍の見通しについて発言。さらに代理人も、「サインはある。8月にはインテルで発表が行われるだろう。ドイツへ行くのは不可能だ」と述べており、誰もがイタリア行きを認めている。
今季の公式戦で1試合1点近いペースでゴールを重ねているマルティネスは、今週と来週に行われる国際親善試合に向けてアルゼンチンA代表からの初招集も受けた。期待の若手FWはイタリアへの上陸に近づいている。
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