マンチェスター・ユナイテッドのアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、1月に獲得したチリ代表FWアレクシス・サンチェスの不調に不安を抱き、「アンヘル・ディ・マリアの失敗の再現」となることを懸念しているという。英紙『デイリー・メール』が伝えた。
サンチェスは冬の移籍市場で、MFヘンリク・ムヒタリアンとのトレードの形でアーセナルからユナイテッドに加入。肖像権やボーナスも加えれば週給60万ポンド(約9300万円)、年間にして50億円近い報酬だと言われる大型契約が交わされた。
だがこれまでのところ、その期待に見合うほどの活躍を見せることはできていない。ユナイテッドで公式戦10試合に出場し、得点はわずか1ゴール。先週末のFAカップ準々決勝ブライトン戦では移籍後初めて先発から外れた。
ユナイテッドが不安を感じているのは、試合でのプレーだけではないようだ。練習場でのサンチェスも「酷い態度」を見せており、チームに馴染めない様子で、しばしば一人で食事をとっている姿がみられるという。
「彼はここにいたいと思っていないように見える。何もかも正しくなく、迷っているようだ。ディ・マリアの時も同じだった」と、クラブ関係者によるものだというコメントが伝えられている。
ディ・マリアは2014年に、当時のイングランド最高記録となる移籍金5970万ポンド(約89億円)でレアル・マドリーからユナイテッドに加入。だが期待通りの活躍は見せられず、1年後にはパリ・サンジェルマンへ移籍することになった。サンチェスがその「二の舞」となることが不安視されているようだ。
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