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宇佐美貴史、クラブで活躍も満足せず「常に高いものを求めてやり続ける」

text by 編集部 photo by Getty Images

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約9ヶ月ぶりに代表復帰を果たした宇佐美貴史【写真:Getty Images】

 日本代表は20日、マリ代表戦、ウクライナ代表戦に向けて練習を行った。

 約9ヶ月ぶりに代表復帰を果たした宇佐美貴史は、心境を問われると「久しぶりだなって感じと、少し練習した中でも全選手技術が高いなって。ホントにうまい選手ばっかりだなと感じるところもあり、久しぶりに会ってコミュニケーション取る選手もいましたし、そのオンオフ両方でエンジョイしながら昨日と今日を過ごしたって感じですかね」と語った。

「代表への思いっていうのはもちろんずっと持ってはいた」という宇佐美だが、「それを語れる余裕も個人的にはなかった」と言う。

「代表をまず目指していく中で、クラブでどうあるべきかっていうのをホントにつねに言い聞かせ続けるしかなかったので。いい意味でというか、度外視して考えてたところは少しありましたけど」

 所属するデュッセルドルフでは、4試合連続ゴールを記録するなど活躍を見せている。それでも、宇佐美は満足していない。

「やってきたことが正しかったって言い切るのはまだ早いと思う。もちろん、このままこの2試合でアピールに成功してワールドカップに出られたとしても、それが成功だったとは限らないので。そういう世界ではあると思いますし、常に何か高いものを求めて、いい刺激を求めてやり続けること以外にはないと思うので、その1つとして今、代表に来られたのは誇らしく思います。ただ、自分のやってきたことが100%全てだったっていう考え方ではないと思います」

 そう言って気を引き締めた宇佐美。クラブで披露しているようなパフォーマンスをハリルジャパンでも演じたいところだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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