代表入りを逃した香川。復帰は4月予定か
4勝4分1敗。香川真司が負傷離脱してからのボルシア・ドルトムントの戦績だ。日本人MFは、2月10日に行われた対ハンブルガーSV戦で、左足首を痛めて負傷離脱。当初は復帰まで2〜3週間と目されていた。
3月3日の第25節RBライプツィヒ戦を前にペーター・シュテーガー監督は、ラファエル・ゲレイロとともに香川が「近いうちにチームに合流すると前向きに考えている」と楽観的だった。
しかし背番号23の怪我は、ことのほか複雑化。なかなか練習に合流する様子も見られない。そうこうする内に、チームはヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16第1戦で痛恨の敗戦。ホームでFCレッドブル・ザルツブルクに1-2で敗れた。
すると11日の対アイントラハト・フランクフルト戦を前に、シュテーガー監督が、復帰までさらに2〜3週間かかることを明言。そして試合後、香川本人が報道陣の前に姿を見せると、ようやく実際のところを明かしてくれた。
「(怪我については)まあ報道通りですね、(復帰まで)2、3週間くらいです。最初は見解的には早く復帰できると思ったけど、まあしょうがないですね」
左足首には固定する装具が付けられている。
「(固定は)最初してて、復帰の段階でちょっとそこで炎症がみられて痛みがなかなか減らなかったんでMRI取りにいって、それでこういう順番ですね。良くなっているけど、まだ炎症が見られる感じですね」
炎症が無くなれば、普通のリハビリになるのだという。
当初は3月下旬の国際親善試合での日本代表復帰を「視野」に入れていた。だが、もちろん間に合わない。そして「復帰」は「4月」になるのだという。
「もちろんそれはね、そういう視野でやっていましたけど、こればっかりはしょうがないですし。あとはもう1回、ここで長引いてもしょうがないので、ここでしっかり治して、4月の中で復帰できたら良いんじゃないかなと思いますけど」
一通り話を終えた香川は、少しぎこちなく歩きながら、ミックスゾーンを後にした。