ロシアW杯では優勝を目指すFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表のFWリオネル・メッシが、今年6月に開催されるロシアW杯について自身の心境を語った。
アルゼンチンのテレビ番組『La Cornisa』のインタビューに答えたメッシは、ロシアW杯への意気込みを語った。自身4度目のW杯となる今大会での目標はもちろん「アルゼンチンに優勝をもたらすこと」であるようだ。
「2014年と同じようなことを経験できればいいなと思っている。あれは僕らだけではなくて国にとっても忘れられない出来事だったけどね。その大会で味わったように、いつも惜しいんだ。どの試合に出場しても結果は似たようなもので。でも今回は優勝カップを掲げたい、それはみんなの夢なんだ」
世界最高の選手に贈られるバロンドール賞を5度も受賞しながらW杯は一度も手にしたことがないメッシには、多くのサッカーファンが優勝を期待している。メッシ自身も「僕のために世界中でアルゼンチンの優勝が期待されていることは嬉しいことだよ」と期待されることへの喜びを露わにしている。
しかし、今大会はメッシにとって最後の大会となるかもしれない。2014年のブラジルW杯、2015年と2016年のコパ・アメリカ全てで準優勝を経験した同選手は「チャンピオンにならなければ何も残らない」と厳しい言葉を吐いた。
「3回決勝に行ったことはなんの意味も持たない。残念ながら、僕らにとって重要なのは結果なんだ。優勝しなければ、メンバー全員が代表を辞めろと言われてしまうかもしれない」
30歳で迎えるロシアW杯は、メッシにとっては年齢的に考えても大きな意義を持つ大会になるはずだ。今度こそ唯一欠けているW杯優勝を手にし、“4度目の正直”を果たすことはできるのだろうか。
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