カリアリのハン・グァンソン【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのカリアリは18日、同クラブ所属の北朝鮮人FWハン・グァンソンとの契約を延長したことを発表した。新たな契約は2023年6月30日までとなる。
現在19歳のハン・グァンソンは、昨年2月にカリアリに加入。セリエAでプレーした初の北朝鮮人選手となり、初ゴールも記録した。
今季はセリエB(2部)のペルージャにレンタルされ、開幕戦でハットトリックを達成するなど、19試合出場7得点の活躍を見せて評価を高めた。その活躍にはビッグクラブも目をつけ、1月の移籍市場ではイタリア王者ユベントスへの移籍に迫っているとも報じられていた。
結局ユーベへの移籍は実現せず、ペルージャへのレンタルを打ち切ってカリアリに復帰。今季の後半戦は再びセリエAでプレーすることになった。ユーベは夏の移籍市場に向けて引き続きハン・グァンソンに注目しているのではないかとみられている。
カリアリとの契約を延長したことで、ユーベが夏にハン・グァンソンを獲得する場合の移籍金は高騰するのではないかとの見方もある。1月にはカリアリは1000万ユーロ(約13億円)を要求していたとされているが、それ以上の金額が必要になるかもしれない。
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