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Jリーグ 7年前

FC東京、ようやく掴んだリーグ戦初勝利。湘南を凌駕した闘志、「まだ1勝」も明るい今後

明治安田生命J1リーグ第4節が18日に行われ、FC東京が湘南ベルマーレを1-0で下した。今季リーグ戦初勝利を掴んだ青赤だが、彼らが見せたのは湘南のお株を奪うような激しい戦いぶりだった。(取材・文:青木務)

text by 青木務 photo by Getty Images

曹貴裁監督も認めたFC東京の闘志

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FC東京は第4節にしてようやくリーグ戦初勝利を手にした【写真:Getty Images】

 試合終了を告げるホイッスルが鳴ると、無失点に貢献した森重真人とチャン・ヒョンスのCBコンビは抱き合って喜びを表現した。

 サイドハーフとしてピッチを縦横無尽に駆けた東慶悟は、その場にしゃがみ込んだ。90分間走り続け、力を出し尽くしていた。そして、ようやく掴んだ勝ち点3の重みを実感してもいた。相手へのリスペクトを口にしながら、勝利の要因を分析する。

「湘南もすごく走るし、そこが売りのチームだと思う。僕たちがそれ以上のプレーをしたのが今日の勝因だなと。相手もすごく困っていたと思う。走り勝ってきている湘南が、ああいう風になることはなかなかないと思う。そういう意味でもこうやって勝てたことは良かった」

 試合が動いたのは後半開始直後のことだった。ルーズボールを奪うと、東の縦パスを受けたディエゴ・オリヴェイラが反転から右足を振り抜き、ゴールネットに突き刺した。追加点は奪えなかったが、相手にはチャンスらしいチャンスを作らせなかった。

『戦う』という点において、チームはこれまで以上のものを見せた。試合後、長谷川健太監督はこう語る。

「湘南も戦う、切り替え、走るというサッカーのベーシックなところはJの中でも優秀なチームだと思う。そういうチームに対して臆することなく果敢に戦って、それを上回るような試合ができたことは、チームにとって大きな自信になる」

 また、湘南の曹貴裁監督もホームチームについて言及している。

「東京さんのファイティングスピリットみたいなものは、私が見た試合の中でも非常にあったと思う。球際や運動量も今まで以上に頑張っていた。そういう姿勢から学ばなければいけない」

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