ヤニック・フェレイラ・カラスコ【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグの大連一方に所属するMFヤニック・フェレイラ・カラスコが、「救世主」となった。試合中にチームメートを救ったことをベルギー『Het Nieuws』など各国メディアが取り上げている。
ベルギー代表のカラスコは、今年2月にアトレティコ・マドリーから大連一方へ移籍した。
16日の北京国安戦に臨んだ大連一方。2点ビハインドで迎えた後半に、問題が起きた。ボールを追うガイタンの顔に相手の腕が入ってピッチに倒れ込むと、プレーはそのまま続いたが、事態の大きさを把握したカラスコは即座に駆けつけた。
ガイタンは接触した際、自身の舌をのみ込むような形となったという。周囲が慌ててドクターを呼ぶ中、カラスコは気道を確保してガイタンを救った。
大連一方は中国スーパーリーグ開幕3試合で3連敗。得点はなく13失点と結果は散々だ。それでも、3000万ユーロ(約40億円)の移籍金で獲得したカラスコは、お金にはかえられない大きな仕事をした。
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