関係悪化が伝えられているジョゼ・モウリーニョ監督(左)とズラタン・イブラヒモビッチ(右)【写真:Getty Images】
元ルーマニア代表のアドリアン・ムトゥ氏が、マンチェスター・ユナイテッドの裏事情を語った。
マンチェスター・ユナイテッドは13日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグの試合を戦い、ホームでセビージャに1-2の敗北を喫した。2戦合計でも1-2で上回れたユナイテッドは、直近2シーズンで3億ユーロ(約390億円)もの額を選手獲得に投資してきたのにも関わらず早期の敗退を余儀なくされた。
2003年から2年間チェルシーでプレーし、ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督の指導を受けた経験のあるムトゥ氏は、ルーマニアメディア『Telekom Sport』にて指揮官の志向するプレースタイルを批判。「彼はファンにショーを見せようとはしない。結果だけに興味があるのだ」と語った。
また、現在負傷離脱中である元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの状態についても真相を明かした。
「確かな情報源から、私はイブラヒモビッチが怪我をしていないことを知っている。彼はモウリーニョに怒っているんだ」
イブラヒモビッチは昨年4月に負傷し一度はクラブを退団したものの、その後の復帰を見越して昨夏に1年の再契約を果たし、同11月には戦列復帰を果たしていた。しかしその後12月に再び負傷をしたということで現在まで試合には出ることができていない。ムトゥ氏の発言が真実ならば、負傷による戦線離脱ではなくその他の理由でチームを離れているということになる。
なお、現在イブラヒモビッチにはアメリカのメジャーリーグサッカー(MLS)からの熱烈な関心が届いており、中でもロサンゼルス・ギャラクシーが移籍先の有力候補となっている。かつて両者がインテルに在籍していた時代から師弟関係にある2人だが、このまま悪い形で別れを告げることとなってしまうのだろうか。
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