ハリルジャパン欧州遠征へ。注目は攻撃的MFの人選
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は23日にマリ、27日にウクライナと対戦する欧州遠征のメンバー26人を発表した。
所属クラブで好調の本田圭佑(パチューカ)や宇佐美貴史(デュッセルドルフ)が復帰。また中島翔哉(ポルティモネンセ)が初選出された一方で、乾貴士(エイバル)や岡崎慎司(レスター)が外れるなど賛否両論がわき起こるが、注目したいのが攻撃的MFだ。
清武弘嗣(C大阪)が2月に腓腹筋を痛めたのを皮切りに、好調だった香川真司(ドルトムント)が足首を痛め、さらに倉田秋(G大阪)も左膝を痛めて直近の試合を欠場するなど、有力候補にけが人が相次いだポジションである。
より守備的だが同ポジションをこなす井手口陽介(クルトゥラル・レオネサ)も今冬に加入したスペイン2部のクラブで出場機会を得られておらず、ハリルホジッチ監督の発言から選外が既定路線とされていた。
そうした事情の中で森岡亮太(アンデルレヒト)、柴崎岳(ヘタフェ)、大島僚太(川崎フロンターレ)の3人が招集された。所属クラブのパチューカでインサイドも担う本田が同ポジションで起用される可能性もある。センターラインの重要なポジションにもかかわらず未知数な部分が多いのは不安要素だが、今回の2試合で見えてくるものも少なくないだろう。
指揮官はFWに得点力を求めることを強調している。見方を変えれば攻撃的MFの選手は彼らに点を取らせるアシストのクオリティが求められるということだ。フォーメーションとポジションの割当は以下の通り想定される。
■4-2-3-1
トップ下:柴崎、森岡、(本田)
■4-3-3
インサイドハーフ:大島、柴崎、(本田)