パリ・サンジェルマンのFWネイマール【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールが、自身のSNSで偉人の言葉を引用した。これが一部の反感を買っている。
ネイマールは先月、右足の第五中足骨を亀裂骨折し、現在離脱中だ。
だが、選手本人は前を見ている。14日、ネイマールは自身のインスタグラムに写真を投稿。車椅子に座るネイマールは、キャップ、短パン、そして右足に装具以外裸という独特な格好で笑みを浮かべている。
そして同選手は、同日76歳で亡くなった科学者のスティーブン・ホーキング博士の言葉を引用し、「常にポジティブな姿勢で、おかれた状況を最大限にいかさなければいけない――スティーブン・ホーキング」とつづった。
ホーキング博士は、1960年代に筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症して車椅子での生活となった。それでも宇宙論などで世界に多大な影響を与えた人物である。
ただし、ネイマールの投稿を「悪ふざけ」ととった人も少なからずいるようだ。一時的に車椅子を使っているサッカー選手が、亡くなったばかりの偉大な科学者のふりをしていることは、多くの人の反感を買った。
ネイマールはこの逆風をポジティブに捉えて、最大限にいかせるのだろうか。
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