5試合連続失点中のドルト。攻撃陣の奮闘が試合のカギに
背水の母国凱旋となった。3月15日に行われるヨーロッパリーグ(EL)、ラウンド16の第2戦。ボルシア・ドルトムントはアウェイでFCレッドブル・ザルツブルクと戦う。
第1戦を1-2で落としたドルトムント。痛恨の敗北だった。両チームの本来の彼我の差を考えれば、ザルツブルクは決して負けてはいけない相手だった。そもそも普段の主戦場の規模が違う。敵の日本人MF南野拓実も、ドルトムントのボールの動かし方や中盤の選手の技術について「僕らのリーグのレベルとは全然違う」と感じている。
ペーター・シュテーガー監督は「ザルツブルクの選手たちは良い試合をした」と対戦相手を讃えつつ、敗戦の大部分は自分たちに責任があると考えている。試合を通してギアを上げることができなかったドルトムントの選手たちは、次第にオーストリア王者のペースに呑み込まれ、ザルツブルクに持ち前のスタイルを存分に発揮させてしまった。その結果、1点は返したものの、アウェイゴールを2つも許してしまう。
よって第2戦では、2点差以上での勝利、もしくは3点以上奪った場合は1点差の勝利でも勝ち抜けとなる。もちろん2-0で完勝できればベストだが、ドルトムントがここ5試合連続で失点していることを考えると、そう簡単ではなさそうだ。
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