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横浜FM指揮官、数的有利でドローも前向き。挑戦に喜び感じ「成功への道を向かっている」

text by 編集部 photo by Getty Images

アンジェ・ポステコグルー
横浜F・マリノスのアンジェ・ポステコグルー監督【写真:Getty Images】

 YBCルヴァンカップのグループステージ第2節が14日に行われ、横浜・Fマリノス対ベガルタ仙台はスコアレスドローに終わった。

 前半に仙台が退場者を出したことで10人になり、数的優位を手にした横浜FMだったがゴールを割ることはできなかった。それでも横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は「点が入らないことでイライラする場面もあった」と述べつつ、「今日は本当に選手たちを褒めたいと思う。最初の1分から最後の笛が鳴るまで自分たちのスタイルを貫いてくれた。非常にいいプレーだった」とピッチ上で戦った選手たちに賛辞を送った。

 シュートを17本放ったものの、相手GKの好セーブ連発などに阻まれ無得点。さらに数的不利の仙台が自陣に敷いた堅い守備ブロックを崩しきれず、ゴールが遠い展開だった。ただポステコグルー監督は「その中でもしっかりチャンスは作れていた。最後にこのゲームに欠けていたのは得点することだけだった」と評価した。

 なかなか勝てない横浜FM。ここまで公式戦5試合を戦って1勝2分2敗となっているが、指揮官は「何よりもこの選手たちと一緒に仕事をできるのが、今非常に楽しい。選手たちの練習での態度だったり、新しいことを受け入れようとしている姿勢、全てにおいて毎日が楽しい」とチームの前向きな変化を喜んでいる。

 仙台戦前日には新たなスタイルの完成を最重要ミッションに据えた上で「まだ結果は気にしない」という姿勢を示していた通り「変化のある時は難しいと思う」と、昨年までと大きく変わった戦術を体得しようともがく選手たちに理解を示す。そし仙台戦後の記者会見では今後の成功を約束した。

「(新しいことを習得することに)取り組む練習の姿勢や、毎日成長しているところを見られるのがいい時間。必ず成功への道を向かっている。このまま続けていけば必ず3ポイントを取れると思う」

(取材・文:舩木渉)

【了】

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