豊川雄太【写真:Getty Images】
現地時間11日にベルギー1部リーグ第30節の試合が行われ、オイペンがムスクロンに4-0の勝利を収めた。オイペンのFW豊川雄太は、移籍後初ゴールを含む3ゴール1アシストの大活躍を見せた。
57分からの交代で出場した豊川は、わずか30分あまりのプレー時間で立て続けにゴールネットを揺らす大暴れ。しかもレギュラーシーズン最終節のこの試合に大勝したことで、オイペンは得失点差わずか1点差で最下位を脱出して1部残留を決めることができた。
衝撃的な活躍を見せた豊川には、レアル・マドリーやチェルシーなどで活躍したレジェンドであるクロード・マケレレ監督も賛辞を惜しまなかった。試合後のコメントをベルギー『Walfoot』が伝えている。
「しっかり練習に専念し、全力を尽くしている。若い選手たちの多くが、ユウタを模範にするべきだ」とマケレレ監督は豊川の姿勢を高く評価。「最初に練習に来て最初に練習を始めている。彼のメンタリティは完璧だ。何かやってくれることは分かっていたので、あとは正しいタイミングで投入するだけだった」と続けた。
チームメートのDFミカエル・ティルパンも、「別の文化からやってきて全く言葉も話せないが、適応するために何でもやっている。彼のために本当に嬉しく思う」と豊川を祝福。FWムバイェ・レイエも「今日決定的な仕事をするのに誰よりもふさわしい選手だった。彼が今日のヒーローになったことは本当に嬉しい。成功するために必死に取り組んでいる選手だ」と日本人選手の練習での姿勢を称賛している。
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