横浜F・マリノスの天野純はサガン鳥栖戦で失点に絡むミスを犯したが…【写真:Getty Images for DAZN】
明治安田生命J1リーグ第3節が10日に行われ、横浜F・マリノスはサガン鳥栖に1-2で敗れた。これでリーグ開幕から3戦未勝利となっている。
12分の鳥栖の1点目は、横浜FMのミスから生まれた。味方のクリアボールを受けたMF天野純がバックパスで後方に戻すと、それが鳥栖のFWチョ・ドンゴンに拾われ、そのままシュートまで持ち込まれて失点を喫した。
後半に入って57分に鳥栖のFWビクトル・イバルボが決めたPKは、天野がペナルティエリア内でハンドの判定を受けたことで与えてしまった。厳しい判定にも見えたが、結果的にトリコロールの背番号14が2失点に絡んでしまったことになる。
当の天野は試合を終えて取材エリアに現れると、開口一番「今日は自分がゲームを壊したと思っているし、2失点とも自分のミス。チームのみんな、そしてマリノスに関わるみんなに申し訳ないと思っている」と俯き加減で謝罪を口にした。
「自分は最初の入りでもったいないミスでゲームを壊してしまったのでうまくいかなかったし、それが全てです、今日は」
1失点目の場面、バックパスを出した先には受け手の味方がおらず、鳥栖の選手に決定的なボールを渡してしまった。天野は「タカ(扇原貴宏)に出そうとしたんですけど、強すぎちゃって、タカもスルーだと思ったらしくて…」とミスを悔やむ。
「研究はどのチームもしてきていて、それでも止められないというのが僕らのスタイル。今日はその出鼻をくじいてしまいました」と終始反省しきりだった天野。それでも「今後どうにかチームに返していければ」と前を向き、巻き返しを誓った。
(取材・文:舩木渉)
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