サンフレッチェ広島の城福浩監督【写真:Getty Images】
明治安田生命J1リーグ第3節が10日に行われ、サンフレッチェ広島は鹿島アントラーズに1-0で勝利した。
試合後、広島の城福浩監督は「危ないミドルはあったが、崩されたシーンはほとんどなかった。逆に我々にはカウンターで点になりそうなシーンがあった。ボール保持率は別としても、自分たちのプランという意味で前半は、ある程度それを遂行できた」と、選手たちを評価した。
そして、スコアレスで迎えた51分に和田拓也のゴールで先制に成功する。「点を取れたあたりの時間帯はすごく良かった。サイドで起点を作ってボールを回しながらチャンスを活かすことができた」と指揮官は手応えを口にする。それでも、「もう少しマイボールの時間を増やしたかったが、やっぱり鹿島さんなので、なかなかそうはさせてくれない。そこは自分たちがもっと積み上げていかなきゃいけない部分」と課題も述べた。
チームはこれで3連勝を達成。北海道コンサドーレ札幌、浦和レッズ、鹿島と難敵を撃破してきた。
最前線のパトリックを起点に、ティーラシンや川辺駿、柏好文が絡んでいく。サイドバックの攻撃参加も効果を発揮。さらに守備も堅く、この日の鹿島戦では守護神の林卓人がPKを止めるなどハイパフォーマンスを披露した。
しかし、チームは満足していない。指揮官は「我々の目標はここではない」とし、「次の高みに行くためには気を抜いてはいけない」と言葉に力を込めた。
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