バルセロナのアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
中国スーパーリーグ(CSL)の天津権健は、バルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタを獲得するため、巨額の年俸に加えて異例の条件を提示することを考えているという。独紙『ビルト』などが伝えた。
12歳のときに下部組織に加入して以来、バルサ一筋のキャリアを過ごしてきたイニエスタは、昨年10月にクラブと新たな契約を締結。その契約は「生涯契約」だとされており、現役引退までバルサでプレーを続けることが濃厚になったとみられている。
だが、中国で躍進中のクラブである天津権健は、今年5月で34歳となるMFの獲得を本気で望んでいるようだ。3500万ユーロ(約46億円)という世界トップクラスの年俸を用意してバルサからの引き抜きを図ろうとしているとのことだ。
イニエスタ獲得に向けて提示する条件はそれだけではない。同選手が故郷アルバセーテに保有するワイナリー「ボデガ・イニエスタ」から、200万本のワインを購入することも契約に含める考えだという。
昨季CSL昇格1年目で3位の好成績を収めた天津権健は、今季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)にも出場し、柏レイソルと同じグループで戦っている。元ポルトガル代表のパウロ・ソウザ監督が率い、FWアレシャンドレ・パトやFWアントニー・モデスト、MFアクセル・ヴィツェルなど豪華外国人選手を揃えたクラブだ。
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