グレミオのアルトゥール【写真:Getty Images】
バルセロナは、ブラジル1部のグレミオに所属する21歳のブラジル代表MFアルトゥールの獲得がまもなく決定することになるかもしれない。グレミオ会長が認めている。
以前からバルサへの移籍に近づいていると言われていたアルトゥールだが、一部では交渉が破談に終わったとの報道もあった。グレミオとの契約には契約解除金5000万ユーロ(約65億5000万円)が設定されているが、バルサは4000万ユーロ(約52億4000万円)以上を支払う気がないとの見方だった。
だがグレミオのロミウド・ボルザン会長は、契約の成立に自信を見せている。「この件は完了に向けて進んでいる。まだ書類にサインはしておらず、100%決定した状況ではないが、完了に向かいつつある」とブラジル『FOXスポーツ』に語った。
ブラジル『UOL』によれば、アルトゥールのバルサ移籍は8日中にも成立する見通しだという。ボルザン会長は取引の条件について「おおむね報道の通り」だと話しており、ボーナスを含めて4000万ユーロ前後の取引になるとみられている。
アルトゥールはグレミオで昨季のコパ・リベルタドーレス制覇などに貢献し、ブラジルA代表への招集歴もある期待の若手選手。正確なパスを得意とし、「ブラジルのイニエスタ」とも呼ばれている。
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