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香川真司 7年前

香川欠場濃厚のドルト。準備は万全、リーグ戦の成果をヒントにRBグループ“兄”との一戦へ

ボルシア・ドルトムントは8日、ヨーロッパリーグラウンド16の1stレグでFCレッドブル・ザルツブルクと対戦する。香川真司が負傷で不在のBVBは3日にリーグ戦でRBライプツィヒと激突しており、RBグループとは連戦という形になる。(取材・文:本田千尋【ドイツ】)

text by 本田千尋 photo by Getty Images

RBグループとの連戦に。ライプツィヒ戦がヒントか

ボルシア・ドルトムント
RBライプツィヒ戦を戦ったボルシア・ドルトムントのメンバー【写真:Getty Images】

 “予行演習”は済ませてある。3月8日、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16を戦うボルシア・ドルトムント。対戦相手は、南野拓実が所属するFCレッドブル・ザルツブルクだ。3日に行われたブンデスリーガ第25節で、RBライプツィヒと敵地で引き分けたBVBは、世界的飲料メーカーのレッドブルが出資するクラブと立て続けに試合を行う。

 ホームでの第1戦を控えた前日会見で、ペーター・シュテーガー監督は、オーストリア王者に敬意を払いつつ次のように述べた。

「いくつかライプツィヒと似たところがある。先週末の試合で我々が良く行えたことは、ザルツブルク戦にも持ち込むことができる」

 ザルツブルクとライプツィヒの間で、戦術的コンセプトは一貫している。アグレッシブなプレッシング、ボール奪取後の素早い切り替え、縦に攻める連動性…赤と白を基調に2匹の猛牛をあしらったユニフォームと言い、2つのクラブはまるで兄弟のようである。

 シュテーガー監督は、4日に行われたザルツブルク対ラピド・ウィーンの試合をスタンドで観戦。ライプツィヒ戦の翌日にもかかわらず、現地に足を運んで“兄”を研究した。5日の練習後には、ザルツブルクについて次のように述べている。

「彼らはライプツィヒの方を向いたプレースタイルを持っているね。早く立ち塞がり、攻守を切り替える場面は多く、アグレッシブに走ってくる。我々はインテンシティを高く保つことが重要だ。そのことを成し遂げられたなら、我々の試合は少しばかり興味深くなるし、多くのチャンスを得るだろうね」

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