RBグループとの連戦に。ライプツィヒ戦がヒントか
“予行演習”は済ませてある。3月8日、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16を戦うボルシア・ドルトムント。対戦相手は、南野拓実が所属するFCレッドブル・ザルツブルクだ。3日に行われたブンデスリーガ第25節で、RBライプツィヒと敵地で引き分けたBVBは、世界的飲料メーカーのレッドブルが出資するクラブと立て続けに試合を行う。
ホームでの第1戦を控えた前日会見で、ペーター・シュテーガー監督は、オーストリア王者に敬意を払いつつ次のように述べた。
「いくつかライプツィヒと似たところがある。先週末の試合で我々が良く行えたことは、ザルツブルク戦にも持ち込むことができる」
ザルツブルクとライプツィヒの間で、戦術的コンセプトは一貫している。アグレッシブなプレッシング、ボール奪取後の素早い切り替え、縦に攻める連動性…赤と白を基調に2匹の猛牛をあしらったユニフォームと言い、2つのクラブはまるで兄弟のようである。
シュテーガー監督は、4日に行われたザルツブルク対ラピド・ウィーンの試合をスタンドで観戦。ライプツィヒ戦の翌日にもかかわらず、現地に足を運んで“兄”を研究した。5日の練習後には、ザルツブルクについて次のように述べている。
「彼らはライプツィヒの方を向いたプレースタイルを持っているね。早く立ち塞がり、攻守を切り替える場面は多く、アグレッシブに走ってくる。我々はインテンシティを高く保つことが重要だ。そのことを成し遂げられたなら、我々の試合は少しばかり興味深くなるし、多くのチャンスを得るだろうね」