マルチロールをこなすバイエルン・ミュンヘンのDFダビド・アラバ【写真:Getty Images】
バイエルン・ミュンヘンに所属するオーストリア代表DFダビド・アラバが、多くのビッグクラブの注目を集めている。オーストリアメディア『kurier』の報道をスペイン紙『アス』が引用した。
アラバは現在、ユップ・ハインケス指揮下のチームでは左サイドバックを主に努めている。一方で、2013年に現マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が就任して以降は、本職にサイドバックに加えセンターバック、ボランチインサイドハーフなど様々なポジションで起用されることが多く、そのポリバレント性が一つの大きな魅力となっている。
その魅力に惹かれているのがスペインの2強だ。同紙によると、かねてからアラバの獲得を熱望していたレアル・マドリーに加え、そのライバルであるバルセロナまでもが現在同選手との契約に興味を持っているようだ。他にも、マンチェスター・シティやユナイテッドも同選手の動向を追っていると伝えられている。
アラバは2021年の夏までクラブと契約を残しているが、同紙はこの先同選手の移籍金が減少していくことを予想している。バイエルンの関係者は状況改善に努めているが、アラバの関係者は同選手のスペイン上陸に好意的な姿勢を見せているようだ。
レアル・マドリーでは今季新加入のDFテオ・エルナンデスが、バルセロナではDFリュカ・ディニュが、それぞれ左サイドバックのスタメンであるDFマルセロとDFジョルディ・アルバを脅かすに至っていない。そんな両クラブにとって、マルチロールをこなすバイエルンの左サイドバックは魅力的な存在なのかもしれない。
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