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浦和加入のナバウトは豪代表入り確実!? 地元メディアは「夢の移籍」と報じる

text by 編集部 photo by Getty Images

アンドリュー・ナバウト
ニューカッスル・ジェッツから浦和レッズへの移籍が決まったMFアンドリュー・ナバウト【写真:Getty Images】

 5日に浦和レッズへの加入が発表されたオーストラリア人MFアンドリュー・ナバウトは、まもなく同国代表メンバー入りすることが確実なようだ。

 アンジェ・ポステコグルー前監督の辞任にともない、ロシアワールドカップ直前にベルト・ファン・マルワイク監督を招へいしたオーストラリア代表。今月の国際Aマッチウィークでは欧州遠征を行い、23日にアウェイでノルウェー代表と、27日に第3国のイングランドでコロンビア代表と対戦する予定になっている。

 豪『フォー・フォー・トゥー』などの現地メディアは、ファン・マルワイク新監督が前任者の築き上げたチームを踏襲せず、システムも4バックに変えてワールドカップに向けた準備を進めるのではないかと分析している。

 今月の欧州遠征に向けて招集が予想されるメンバーの中には、最近は代表から遠ざかっていたものの復帰が濃厚な、新監督が過去に指導した経験のある“愛弟子”たちの名も見られる。一方、ワールドカップに向けて抜てきが期待されるわずかな新参者たちの中に、浦和移籍が決まったナバウトが含まれている。

 今季のAリーグ(オーストラリアのトップリーグ)で10ゴール7アシストを記録している25歳について、『フォー・フォー・トゥー』誌は「怪物的な好調と多様性のいずれの側面においても、チーム内で傑出している」と高く評価している。

 またAリーグの公式サイト上では、ナバウトが同リーグ得点王争いで5位につけ、オーストラリア人選手の中で最も優れた成績を残していることが紹介された。そのうえで「(国内)彼よりも優れたオーストラリア人選手はいない」と絶賛されている。

 Aリーグの得点ランキングでナバウトよりも上位に入っているのは、シドニーFCのブラジル人FWボボや、その同僚でポーランド代表でのロシアワールドカップ出場を目指すMFアドリアン・ミエジェイェフスキ、メルボルン・シティで活躍するスコットランド代表FWロス・マコーマック、リーガエスパニョーラでの実績豊富なウェスタンシドニー・ワンダラーズのスペイン人FWオリオル・リエラといった錚々たる面々だ。

 豪『FOXスポーツ』では浦和行きが「Jリーグの巨人への夢の移籍」であると伝えられた。また、前所属のニューカッスル・ジェッツに対して支払われる移籍金が「50万豪ドル(約4100万円)」であることも、地元紙『ニューカッスル・ヘラルド』など複数メディアが報じている。

 移籍にあたって「ニューカッスルを離れるのは苦しいが、この機会は逃せなかった。このために本当に長い時間努力してきた。このクラブは僕に多くのものを与えてくれた。ニューカッスルの人々には永遠に恩返ししていくだろう」と決意を語ったナバウト。初のA代表入りも間近だが、この勢いを保ったまま日本でも結果を残し、夢のワールドカップ出場を叶えられるだろうか。

【了】

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