ハンブルガーSVの酒井高徳【写真:Getty Images】
ハンブルガーSV(HSV)に所属する日本代表のDF酒井高徳がインタビューを中断しロッカールームに戻ってしまったようだ。地元紙『ハンブルガーモルゲンポスト』が報じている。
現地時間3日、ブンデスリーガ第25節が行われHSVはホームでマインツと対戦した。試合はHSVが退場者を出した10人のマインツを崩しきれず、PKのチャンスも決めきれず手痛いドローとなった。
試合後、多くの選手がインタビューを断る中で酒井は「チームとしてよく戦った。でも結果にはとても失望している。現状とても厳しい状況にいる事を選手一人一人が知る必要がある。チーム全員で力を合わせなければならない」と試合を振り返った。
同紙によると、ある記者が「今日の試合で降格が決まってしまったと思っていますか」と問いかけると酒井は「そのような質問はしないでくれ」と力強い口調で答えインタビューを中断し怒りながらロッカールームへ戻ってしまったようだ。
17位のチームは残留争いを繰り広げている16位のマインツに勝てず両者の勝ち点差は「7」となっている。厳しい状況は続くがキャプテンとしてチームを引っ張る酒井の今回の行動はチームメイトにまだ諦めていないというメッセージだったのかもしれない。
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