アストーリの急死を受けてフィオレンティーナファンがスタジアムに【写真:Getty Images】
フィオレンティーナに所属するイタリア代表DFダビデ・アストーリの急死にイタリアサッカー界が衝撃を受けている。フィオレンティーナのオーナーの一人であるアンドレア・デッラ・ヴァッレ氏は、同選手が契約延長間近だったことを明かした。『スカイ』などが伝えている。
31歳のアストーリは、遠征先のホテルで亡くなっていた。アンドレア・デッラ・ヴァッレ氏は沈痛な面持ちで報道陣の前に出てくると、「記者の仕事に敬意を持ってここにきたはいいが、彼の家族やみんなのことを思うと、私はあまり話せない」と切り出した。
アストーリは、現役引退までフィオレンティーナで過ごすつもりだったという。「月曜日に新しい契約にサインするつもりだった。本当はすでに完了しているはずだったが、雪などで予定がずれていたんだ」と明かしている。「それは彼の夢だった。それは彼のキャリアをここで終えることを意味するものだったからね」と話した。
さらに同氏は「彼が自分のチームに所属したことを誇りに思う。彼と特別な関係があった。彼は本物のキャプテンで、本当に何かスペシャルだったよ」とアストーリの早すぎる死を嘆いている。
ホームスタジアムであるアルテミオ・フランキの周辺には、多くのフィオレンティーナファンが訪れてタオルマフラーや花やメッセージを捧げている。クラブにとってもファンにとっても、アストーリが非常に大きな存在だったことは確かだ。
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